国際バカロレア資格取得のメリットを考える。
国際バカロレア資格をご存知ですか?
国際バカロレアとは?
国際バカロレアとは
国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)が提供する国際的な教育プログラム。
国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)は、1968年、チャレンジに満ちた総合的な教育プログラムとして、
世界の複雑さを理解して、そのことに対処できる生徒を育成し、生徒に対し、未来へ責任ある行動をとるための態度と
スキルを身に付けさせるとともに、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、
大学進学へのルートを確保することを目的として設置。
現在、認定校に対する共通カリキュラムの作成や、世界共通の国際バカロレア試験、国際バカロレア資格の授与等を実施。引用元: 国際バカロレアとは-文部科学省HP
こちらは、文科省のHPにあるものです。
まぁ、ちょっとお堅い?表現でピンとくるような来ないようなですが。(笑)
かなり噛み砕いて言うと、
「世界で活躍できる人材を育成するプログラムで、その資格を使って大学進学もできるよ!」
ということなんだと思います。
このプログラムを導入した世界中の中学校・高校において共通のカリキュラム、
さらに世界共通の国際バカロレアしけんとなれば、かなり壮大なプロジェクトです。
特にこれまでの日本のように、詰込み暗記型の学習方法や大学受験とは全く異なるものです。
まさに時代に、世界に求められている、革新的な資格のように聞こえませんか?
でも、まだまだ認知されていないですよね。
そして情報も非常に少ないように思います。
そこで、こちらのブログでは、
- 国際バカロレアの資格取得をすると、その先にどんなメリットがあるの?
- 国際バカロレアのプログラムって、どんな感じなの?
- 実際の資格取得試験ってどんななの?
というような様々な疑問を、教育専門家ではないジャーナリストでもない、主婦の私が
当事者の母親目線で発信していけたらと思います。
専門家でも、ジャーナリストでもないぶん、
建前無しで感じたままに、本音でお伝えして行けると思います。
ぜひ今後もお付き合いくださいませ。
資格取得のメリットは将来の選択肢を広げること
1968年に発足した国際バカロレアですが、平成29年6月1日現在、
世界140以上の国・地域、4,846校において実施。
(ちなみに日本国内ではディプロマ・プログラム(DP)導入校が33校となりました。)
今やこの国際バカロレア資格を活かして、海外大学でも日本国内の大学でも
進学が出来るようになってきています。
でも、我が家にとっては、資格取得していい大学に進学することが
本当の目的ではないんです。
子供達が将来自分の力で生きていける力をつけることこそが、
我が家の子育ての最終目的なのです。
将来 子供達がある程度の自由度を持って生きていくためには、
綺麗事ばかり言ってはいられなくて、それなりの収入も必要になるわけです。
美味しいご飯を食べたり、家族で旅行に行ったりするなら
最低限の収入では望めません。
バカロレアの精神と起業家精神は似通っている?
ここで少しだけ我が家の自己紹介をさせてください。
我が家はいわゆるサラリーマン家庭ではありません。
有名な、大きな会社ではありませんが、会社を経営しています。
主人はコンサルタントで、人事、経営コンサルティングや中小企業の顧問業、
時にはコーチングのようなこともしています。
私も主婦業の傍、主人の仕事の一部を支えています。
主人の実家も、私の実家も零細企業の経営者で、
会社を経営することの酸いも甘いも、幼い頃から直面してきました。
両実家とも、むしろ苦しい局面の方が多かったかな。
そんな家庭の長子として育った主人と私。
よく言えば起業家精神、泥臭く言えば、
人生は自分に力をつけて自分で切り開くしかない!
というのが根底に流れています。
ちょっと話が横道に逸れてしまいましたが、
何をお伝えしたいかというと、私達夫婦の子育ての最終目的は
「子供達に自分で生きていく力をつけさせる」ということなのです。
会社や国に頼らない生き方。
世界のどこにいても、仕事ができて、友達ができて、
人生を楽しむ力。
これが最後目的。
そのためには英語は必須です。
さらに国際バカロレア流の教育方針は、
起業家精神を育てるのに最高の環境です。
国際バカロレアには、ランナーズプロフィール(learners profile:学習者像)
というのがあるのですが、これが非常にユニークで興味深いのです。
バカロレアをお考えの方は、ぜひ一度はお読みください。
我が家にとってはこの学ぶ環境こそが、
バカロレア資格取得の最大のメリットかもしれません。
いい大学に行って欲しいと願っているわけではありません。
有名な会社に入って欲しいわけでもありません。
子供達には相当きつい現実が待ち構えている。
これからの日本は相当厳しい社会へ移り変わっていくことは
どうも避けられないような気がします。
加速化する少子高齢化。
AIが標準導入され多くの人は仕事を奪われます。
ハイパーインフレ、デフォルトのリスク。
増税地獄に地域財政破綻。
想像するだけで恐ろしいです。
もしかしたら私達親世代はぎりぎりセーフかもしれない。
けれど、子供達の世代はどうでしょうか。
こういうことは、もっと子供達に伝えるべきなのに、
この国は平和ボケしてのんびりしているのか。
それとも都合の悪いニュースは伏せられているのか。
いずれにしても私たち自身が問題意識を持つことが
重要ではないでしょうか。
子供の頃から問題意識を持って、自主的に考える。
そういう教育が求められているのではないでしょうか。
これまでのような詰め込み暗記型の学校教育では、
問題意識は育ちません。
なぜなら、
- ひとつでも多くのことを暗記した方がいいから。
- 面倒な質問をされると面倒くさいから、先生も問題提起しない。
- 出る杭は打たれるから、波風立てない方がいい。
このままで大丈夫?
国際バカロレアには クリティカルシンキング(critical thinking)という、
学習する上での重要な要素があります。
ざっくり日本語にすると、批判的思考とでもいうのでしょうか。
常に物事にadvantageとdisadvantageを求め、
本当にこれで良いのか問い続ける心を育てます。
このことが得られる最大のメリットかもしれません。
当然ですが、仮にバカロレア資格を取得したとしても、それがゴールではありません。
そこを勘違いしたら、日本の大学受験と同じことになります。
そこから人生はまだまだ続く。
バカロレアで得た基本をベースに自分が何をしたいのかを見つけ、
さらに学び、そしてゆくゆくは社会に貢献し返していけたら素晴らしいことですね。
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これだと、きれいにまとめすぎですね。(笑)
我が家流にスパイスを振って、子供達に付け加えるなら。
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そして、お金も稼ぎなさい。
世界中を家族旅行して、欲しいものが買えて、
美味しいものが食べられるように。
家族が安心していい笑顔でいられるように。
お金のことで夢を諦めてしまうようなことがないように。
貴方達のお父さんがそうしてくれたように、
自分の子供にもそうしてあげなさい。
そして、
人生には歯を食いしばって這いつくばりながら
耐ねばならない時もある。
けれど、
それでもなお、
人生は素晴らしい。
そう教えてあげてください。
このブログでは、国際バカロレアの資格取得を目指す
奮闘記を記していきたいと思います。
道のりはまだまだ続きます。
結果国際バカロレア資格を取得できるかもわかりませんが、
少しでも有益な情報を発信していけるよう努めます。
どうぞよろしくお願いします。