国内大学

国際バカロレア 国内大学受験で注意したい3つのこと

IB入試の注意事項
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国内バカロレア入試は最新情報に注意すべし!

先日国際バカロレアコースの保護者会がありました。
肌感覚ですが(数えたわけではないので)、昨年ぐらいから出席者がとても
増えてきているように思います。

ということで、大教室がほぼ満席でした。

2020年の教育改革にともなって、国際バカロレアについても、確実に認知度
が上がりつつあることを実感しました。

保護者の出席者も多ければ、先生方の熱の入りようもすごくて、たくさんの
有益な情報をくださいました。資料も今までで一番多かったかも!

さて、そこで、国際バカロレアコースのベテランの先生のお話がとても参考
になったのでシェしたいと思います。

日本国内大学の国際バカロレア入試(俗にいうIB入試)で、まず一番に
注意してもらいたいのが、常に最新の情報を入手するということでした。

ご存知の方も多いと思いますが、入試に国際バカロレア資格(IBDP)が使え
るようになりました。

国が後押ししていることもあってその数もグングン伸びてきています。

昨年までIB入試がなかった大学が急に今年度から実施いたします、
みたいなことは日常茶飯事であるようです。

また、すでにIB入試を導入していた場合でも、けっこうな変更があったりも
するようです。

状況は刻々と変わるので、常に新しい情報をとるようにしてくださいね。

一番信頼できる情報は行きたい大学のホームページだと思います。

あと、こちらの文部科学省IB教育推進コンソーシアム(公式HP)

当サイトでも、上記公式ホームページを基にIB入試ができる大学の見やすい
一覧表を作っていますので、ぜひ参考にしてください!

各大学の国際バカロレア入試の取り扱いは大きく分けて3タイプ!

さて次にお伝えしたいことは、広まってきたIB入試ですが、一口にIB入試と
いっても、実情は様々です。

先生にお話によると、大学側の取り扱いも様々で、大きく分けると3つの
タイプに分類できるそうです。

ここ、けっこう肝だそうです。

IB入試 大学側の取り扱い

  • ①ただの出願条件としかとらえてていない大学タイプ
  • ②とりあえず評価の要素として取り上げている大学タイプ
  • ③かなり重要度が高い大学タイプ

とのことでした。

どこの大学がどうであるということは、またころころ変わる話なので、
ここでは控えておきますね。

①なんかは、「文科省も周りの大学も始めているから、一応当校もやって
おこうか。」ぐらいな感じだそうです。

つまりIB受験といっても名ばかりで、要するに非常に厳しいとのことでした。

つまりIBのディプロマの勉強だけではダメで、いわゆる国内向けの入試の
勉強も同時にしておかなければならないということです。

②は評価に加味はしてくれるものの
それなりに厳しいのでしょうね。

しかし③のような大学もあるとのことでした。国立大学でも私立大学でも、
③のタイプの大学はあるようです。

うちの子達風に言ってみますと、
「ガチなIB入試」ですね。

先生方は「IBフレンドリー」という言葉をよく使われるそうです。

国内外問わず、IB入資格の威力を発揮するには「IBフレンドリー」な大学を
見つけることが鍵だそうです。

「IBフレンドリー」な大学がもっと増えてくるといいですね。

理系のIB生の評価が低い問題

さて、最後に「理系のIB生の評価が低い問題」についてです。

これは結構深刻な問題であるような気がします。

まずDPの履修科目の中の、math(数学)の選択肢についてお伝えします。

mathはコースが3段階に分かれていて、

math studies
math standard
math higher level(通称マスハイ)

となっています。

国内理系大学を目指すとなると、math higherを履修しておかないと、何かときついとのことでした。

国際バカロレアの資格取得で考えると、マスハイで高スコアを取得するの
は、なかなか難しいそうです。

どう難しいのかは、詳しくはわからないのですが…

なので、先生の方も全国模試で65ぐらいある子じゃないと履修のおすすめは
してないということなんです。

整理しますと、国内理系の難関大学ではマスハイが必要。

だが、国際バカロレアのスコアを考えると、math standard(マススタンダード)の方が高得点を狙いやすい。

IBでは総合得点も重視されるので、下手にマスハイをとって合計得点を
下げたくないというのは本当のところだと思います。

「日本では、IBの理系科目の生徒の評価はまだまだ低いようです。」との
先生の言葉が印象的でした。

また同じ点数であるなら、海外大学の方が選択肢も多く、内容も豊富、とも。

そう考えると、学費の問題はありますが、日本の大学を選ばなくなってくるのではないでしょうか…と思います。

評価のされないところに行く必要はなくなりますよね。

日本が停滞して30年と長らく経ちます。
現状を打破するためには?

いつも言われるのはイノベーション。

物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」…

まさにIB生の得意分野です。

一方偏差値の高い学生も並々ならぬ努力をされてきたとは思いますが、
過去の問題を解くことだけに長けているなら、その後画期的な発明をする
ことに期待できるでしょうか?

教育から変えていかないと、日本はますます後退していきそうな気がします。

また、豊かな発想力を持った学生が海外に逃げていくのも惜しいものです。

なんとか、なんとか、変えていきたいですね、未来を。

ABOUT ME
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国際バカロレア ママ
2人の子供たちはIB一貫校で学び海外大学へ。 過酷な(?)MYP〜DPで学ぶ子供たちを傍に見守りながら、いいことも悪いことも感じたことを綴っています。IBDPを取得し、またそれを活かして大学に合格した今振り返ると、いいことの方が多かったかな。日本にもっと国際バカロレアが広がるといいな!という気持ちでサイトを運営しています。
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