国際バカロレア誕生50周年!ますます世界で拡大中
国際バカロレア誕生50周年!(#IB 50th)
国際バカロレアが今年(2018年)で創設50周年となりました。
以下、国際バカロレアのおさらいです。
国際バカロレアとは
国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)が提供する国際的な教育プログラム。
国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)は、1968年、チャレンジに満ちた総合的な教育プログラムとして、世界の複雑さを理解して、そのことに対処できる生徒を育成し、生徒に対し、未来へ責任ある行動をとるための態度とスキルを身に付けさせるとともに、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保することを目的として設置。
1968年から始まっていますから、今年で50周年です。
半世紀続き、重みが増しましたね。
もし世の中の役に立っていなかったり、良い物でなければ
とっくに消え去っていると思います。
それどころか、創設以来、IB校は拡大する一方です。
こちらのサイトをご覧ください。
IBO(国際バカロレア機構)の公式ホームページで
IB 50thの記念ページが作られています。
このページでは、国際バカロレアの50年間の歩みを見ることができます。
1968年にはたったの7校であったIB schoolは
2017年には4775校まで増えたと記されています。
A vision for a better world: The IB is founded,
paving the way for groundbreaking developments
in international education.
より良い世界目指して:
国際バカロレアは設立され、今なお国際教育において革新的な発展の道を
切り開き続けています。
国際バカロレアに関心がある方は、ぜひこのページを
一度ご覧になるといいと思います。
Read moreをクリックすると短めの説明文が出てきます。
バカロレアを端的に知るにはとても良いです。
IB 50th記念動画は心にじ~んとくる
さて、このIB50周年 記念ページの中で、ぜひとも
見ていただきたいのが、記念動画なんです。
まさにこのページのオープニング映像に
日本人の方が選ばれるなんて大変な光栄だと思います。
こちらの映像です。
写真をクリックしてください。IBOの公式HPへ飛びます。
↓↓↓↓
なんと嬉しいことに、この動画に最初に出てくるのは
日本人宇宙飛行士の星出 彰彦さんなのです。
星出さんはシンガポールのIB認定校でDPを取得されました。
その後慶應義塾大学理工学部に、当時は帰国子女として
IBディプロマ資格を持って受験し入学されたそうです。
さて私としては、むしろ、
こちらの動画を見ていただきたいのです。
写真をクリックしてください。IBOの公式HPへ飛びます。
↓↓↓↓
このセピア色の写真の中の空を見上げる少年が
いつしか宇宙飛行士になる夢をかなえるストーリー。
ちょっとじ~んと来てしまいました。
バカロレアを学び、今世界で活躍する姿を見て
(しかも日本人の方!)勇気をもらえますね。
動画はIB 50th特設ページの赤い矢印のところをクリックしても見れます。
IBが掲げる全人教育がますます広がりますように!
さて2006年のところまで下りてくると、Read moreで
このような文章が出てきます。
2006: What makes an IB student unique?
What makes an IB student unique? The IB’s Learner profile describes a range of capacities and responsibilities that go beyond academic success.As the IB’s mission in action, the learner profile concisely describes the aspirations of a global community that shares the values underlying the IB’s educational philosophy. The IB learner profile describes the attributes and outcomes of education for international-mindedness. The IB learner profile encourages students to become inquirers, knowledgeable, thinkers, communicators, principled, open-minded, caring, risk-takers, balanced and reflective. This ethos embedded in all IB programmes has translated into real-world impacts lasting long after participation in IB programmes. Interviews with DP alumni reveal profound and long-lasting effects, including influences on academic and career trajectories, a broader perspective on the world, critical thinking and analytical skills, and positive dispositions towards lifelong learning. A common thread has been the DP’s potential to powerfully shape the lives of students.
何がIB生をユニークな存在にさせているのか?
と出てきます。
そして、国際バカロレアの10の学習者像が述べられています。
・Inquirers 探究する人
・Knowledgeable 知識のある人
・Thinkers 考える人
・Communicators コミュニケーションができる人
・Principled 信念のある人
・Open-minded 心を開く人
・Caring 思いやりのある人
・Risk-takers 挑戦する人
・Balanced バランスのとれた人
・Reflective 振り返りができる人
私はこれこそが国際バカロレアの教育理念なのだと思っています。
多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、
より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、
思いやりに富んだ若者の育成がIBの目的なのです。
昨今、某国の大統領を自分勝手な暴言を筆頭に、
世の中が暴力的な方向に向いてはいないかと少し心配です。
みんながバカロレア的な思考で物事を考えられるようになれば、
もっと良い世界になるんじゃないかな、
とIBママは考えています。
それにしても、もう50年も経っているなんて。
それなら、私にも学ぶチャンスがあったのかしら、
なんて思ってしまいました。(笑)
もちろん、私が学生の時にはIBなんて全く知らなかったですけど。
やっと日本にも広がってきたところ。
IBが掲げる、勉強だけじゃなく、人間も育つような教育が
ますます広がりますように!