国際バカロレア一貫校の学費総額いくら?
国際バカロレア一貫校という考え方
国際バカロレア資格を取得するには、国際バカロレア認定校で学ぶ必要がありますが、
やはり私は国際バカロレア一貫校で学ぶのが最適ではないかと考えています。
「国際バカロレア一貫校」というのは私が便宜上そう呼んでいますが、
3歳~12歳を対象としたプライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP)
11歳~16歳を対象としたミドル・イヤーズ・プログラム(MYP)
16歳~19歳を対象としたディプロマ・プログラム(DP)
計15年間のプログラムを全て学べる学校のことを指しています。
年次がピンとこないかもしれませんので、表にしてみましょうか。
4月時点の年齢 | 日本の教育の年次 | 国際バカロレアの年次 |
---|---|---|
3歳(4歳になる歳) | 幼稚園年少 | PYP K1 |
4歳(5歳になる歳) | 幼稚園年中 | PYP K2 |
5歳(6歳になる歳) | 幼稚園年長 | PYP K3 |
6歳(7歳になる歳) | 小学1年生 | PYP Grade:1 |
7歳(8歳になる歳) | 小学2年生 | PYP Grade:2 |
8歳(9歳になる歳) | 小学3年生 | PYP Grade:3 |
9歳(10歳になる歳) | 小学4年生 | PYP Grade:4 |
10歳(11歳になる歳) | 小学5年生 | PYP Grade:5 |
11歳(12歳になる歳) | 小学6年生 | MYP Grade:6 |
12歳(13歳になる歳) | 中学1年生 | MYP Grade:7 |
13歳(14歳になる歳) | 中学2年生 | MYP Grade:8 |
14歳(15歳になる歳) | 中学3年生 | MYP Grade:9 |
15歳(16歳になる歳) | 高校1年生 | MYP Grade:10 |
16歳(17歳になる歳) | 高校2年生 | DP Grade:11 |
17歳(18歳になる歳) | 高校3年生 | DP Grade:12 |
国際バカロレアのプログラムをすべて学ぶには、幼稚園の年少さんから
高校3年生までかかるわけなのです。
幼稚園生の、柔軟な頭の頃から国際バカロレアに触れていれば、
探求したり、自分の意見を持ちそれを表現するのが当たり前な学習スタイルも
すーっと染み込むように身につくのでしょうね。
ところが国際バカロレア一貫校は国内には7校しかありません。(29年6月)
しかも、全てインターナショナルスクールです。
IB一貫校の選択肢
ということで、ここで日本国内のIB一貫校7校をご紹介しておきましょう。
つくばインターナショナルスクール (茨城県)
アオバジャパン・インターナショナルスクール(東京都)
ケイ・インターナショナルスクール東京(東京都)
横浜インターナショナルスクール (神奈川県)
名古屋国際学園(愛知県)
関西学院大阪インターナショナルスクール (大阪府)
カナディアン・アカデミー(兵庫県)
ほとんどが首都圏ですね。
これでは全国の生徒さんに均等に機会があるとは言えないですね。
PYP認定校こそ必要ではないか!と私は思う。
これは個人的な意見ですが、国際バカロレアを始めるなら
「三つ子の魂百まで」で幼稚教育の頃から始めるのがベストではないかと
考えています。
IB教育なら人と違って当たり前だし、間違えても恥ずかしくないから
伸び伸び学べると思います。
でも成長するにつれ、答えを間違えたら恥ずかしいとか、みんなと違う意見は
言っては言いづらい…なんて気持ちもからストレスをためてしまう子達も
沢山いるからです。
DP(ディプロマプログラム)からの2年間では、相当しんどいと思います。
この数年文科省は国際バカロレア認定校を増やすことに力を入れていますが、
なんと国内にあるPYP認定校22校のうち、一条校のPYP認定校は1校しかないのです。
残り21校は全てインターナショナルスクールです。
※一条校は学校教育法第一条に定められた学校の総称で、一般的な学校を指します。
DPについては、国際バカロレア機構との間の協議を経て認められた【日本語DP】
なるものを積極的に推進されているようですが…
本当に個人的な意見ですが、どうも小手先な気がしてなりません。
本質的に国際人を育てるなら、学校側も生徒も厳しいけど
英語メインでやるのが良いのではないかと思ってしまいます。
そして頭の柔らかい幼稚教育から入り口を広げていくことが、
遠回りなようで近道なのでは、と。
個人的な意見ですが。
IB一貫校の学費(インターナショナルスクール)
さて気になる国際バカロレア一貫校の学費です。
こちらの記事も参考にしてください。
>>>入学してわかる、学費以外にもかかるお金
上述の通り、現在のところIB一貫校7校はすべて
インターナショナルスクールですから、相当な金額であることは否めません。
あれこれ言うよりも、具体的な金額を見てみましょう。
先ほど挙げた7校の中の1校のものです。
びっくりしないでくださいね。
まさかの3000万円越えでした。(◎_◎;)
家が買えますね。
教育格差は増すばかり。公立IB一貫校の増設に期待
子供の教育に3000万円。
しかも大学の費用は入っていません。
この金額を払える人は一般的ではありません。
お金持ちの子供が良い教育を受けて、さらにお金持ちになる。
これでは、ますます格差が広がりますよね。
とにかく一条校の、公立校の国際バカロレア認定校が増えることに
期待するばかりです。
次回は公立のIB認定校焦点をに当てて書いてみますね。