国際バカロレアとは

国際バカロレアと気になるお金。IB認定校にかかる費用は?

国際バカロレアにかかる費用
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国際バカロレア認定校の学費 どのくらいかかるの?

今回はとーっても気になる国際バカロレアのお金の話です。

とにかく国際バカロレアに関しての情報がまだまだ少ないですよね。
興味はあるけれど、いったいどんな選択肢があるのか、
どれくらいの費用がかかるのか…

具体的に知りたい方も多いのではないかと思います。

特に費用のことは重要な問題だと思います。

IB認定校に合格しても、学費が支払えないと断念せざるを得ません。
また学費は1っ回ぽっきりではなく、在学期間中ずっと払い続けることになります。
よほど裕福でない限り、少なからず家計に影響します。

シビアな問題ですが、しっかり調べて向き合っておくことが大切だと思います。

さて前置きが長くなりましたが、国際バカロレア認定校の学費は概ね高額です。

なぜ「概ね」としたかというと、IB認定校のほとんどが私立校もしくは
インターナショナルスクールだからです。

公立の学校もないことはないですが、非常に数が少ないです。
本当に狭き門…(涙)

公立の国際バカロレア認定校は、

中学だと、
市立札幌開成中等教育学校(北海道) 公立
東京学芸大学附属国際中等教育学校(東京都) 国立 ※中高一貫校

高校だと、
東京都立国際高等学校(東京都) 公立
東京学芸大学附属国際中等教育学校(東京都) 国立 ※中高一貫校
筑波大学附属坂戸高等学校(埼玉県) 国立

これだけです。

もっと公立の認定校を増やすべきだと思います。
それも早急に。

そうでなければ親の経済力で子供の学力や将来が左右されてしまう、
「教育格差」がますます大きくなるばかりです。

 

マジ高い!インターナショナルスクールの学費例

ここでインターナショナルスクールの学費がどのくらいかかるのか、
調べてみました。

3校上げてみますね。(ランダムにチョイスしました。)

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学年でも大分違うようですが、Grade7以上(中学生以上)で見てみると、
ざっくりですが、年間150万円~270万円といったところでしょうか… ( ゚Д゚)

1か月に換算すると、13万円~23万円と、おそろしい金額になりますね。

インターナショナルスクールの学費が高い理由はいくつかあるようですが、
インターナショナルスクールは文科省の定義する「学校(一条校)」には当たらないため、
補助金が出ないのだとか。

よって補助金なしで運営するために、学費が高くなるのも頷けます。
この辺りのお話もいずれ書いていきたいと思います。

公立IB認定校の学費は?

上の表と見てしまうと、年間の金額が月額に思えてしまいますね。(笑)
でも大丈夫です。年額です。

うーん!素晴らしい。
これこそ学校教育です。

こういう選択肢がもっと増えて欲しいところです。

 

入学してわかる、学費以外でも何かとかかる費用

さて、現役IBママからは、もう少しお伝えしておきたいことがあります。

学費については上述させていただきましたが、
これに加えてまだまだ発生するお金があります。

なんやかんやとお金がかかります。(汗)

国際バカロレア方式で学ぶと、子供達はいろんなことにチャレンジしたくなるようで…
学校側もいろんな留学やらイベントやらを紹介してきます。

1か月間アメリカホームステイ 45万円也。
3か月間ニュージーランド留学 120万円也。

沢山行かせてあげたいのは山々ですが。

しかもその間高い学費を払っているわけですから、
もうこれ以上は勘弁です、と言いたいなぁ。

海外でないまでも、国内のあちこちで開かれる海外留学生との交流キャンプなんかも
盛んに紹介されます。
積極的な子はどんどん参加していきます。

修学旅行は海外です。

ちょいちょいお泊りの合宿があります。

いろんな芸術鑑賞があったり、日本文化を学んだりします。
(全部予納金から充てられます。)

英語の教材がめっちゃ高いです。
この前いくらするんだろと思いAmazonで調べたら、
たったの1冊で1万円近かったです。

1人1台のPCを準備します。

バザーも寄付だ徴収だと、お金がかかります。

学校の購買や自動販売機で日々のお小遣いがかかります。

今、これを書きながら気絶しそうです。(苦笑)

親も覚悟が必要です。

今回は国際バカロレア認定校に通わせた場合のお金のでしたが、
改めて思うことは「親の覚悟」も必要だ、ということです。

うちの子供達の学校には、いろんなご家庭の方がいます。
会社をいくつも経営している超セレブな家庭もあれば、
夫婦共働き1人っ子の家庭も案外多いです。

もしかしたら持ってるお金の多い少ないはあるのでしょうが、
どの家庭にとっても親の大切なお金であることは間違いないと思います。

先行き不安な日本経済のなか、大切な老後資金になりうるお金ですが、
子供のためなら惜しくないと国際バカロレア教育に投資(?)しているわけです。

一度始めたら、よほどの事情がない限り
続けていくことになると思います。

始めたらお金のことに関しても、その他に関しても
腹を括るしかありません。

時にお金がかかるなぁ、その分勉強してるかぁ?
とぶつぶつ文句も言いたくもなりますが、そこは我慢です。

こうなったら一生懸命応援して、ディプロマ高得点取ってもらいます!

結局最後は「自分に言い聞かせる」ことになりました。m(__)m
今回はこの辺で。

ABOUT ME
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国際バカロレア ママ
2人の子供たちはIB一貫校で学び海外大学へ。 過酷な(?)MYP〜DPで学ぶ子供たちを傍に見守りながら、いいことも悪いことも感じたことを綴っています。IBDPを取得し、またそれを活かして大学に合格した今振り返ると、いいことの方が多かったかな。日本にもっと国際バカロレアが広がるといいな!という気持ちでサイトを運営しています。
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